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  • Daisuke

    Jul 3, 2025

  • 初心者こそやって欲しい🔰つり輪トレーニング解説☝️

    今回は、初心者の方にぜひ挑戦してほしい「つり輪トレーニング」をご紹介します。つり輪は上級者向けのイメージが強いかもしれませんが、実は初心者こそ取り入れるべき非常に効果的で扱いやすいトレーニングツールなんです。

    この記事では、つり輪トレーニングの魅力やメリット、そして初心者向けにおすすめのトレーニングメニューを具体的に解説していきます。全身の筋肉をバランスよく鍛えられるつり輪トレーニングは、自重トレーニングの中でも特に関節の安定性を高め、ケガのリスクを減らす効果も期待できます。

    それでは早速、つり輪トレーニングの世界に一緒に飛び込んでいきましょう!

    つり輪トレーニングが初心者におすすめな理由

    つり輪トレーニングは「上級者向け」と思われがちですが、実は初心者にこそ積極的に取り入れてほしいトレーニング方法です。なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。

    1. 低コストで始めやすい

    つり輪は比較的安価で購入でき、設置も簡単なので、初めての自重トレーニング用具として最適です。ジムに通う必要もなく、自宅や近所の公園で手軽に使えるのも魅力のひとつです。

    2. 調整がしやすく扱いやすい

    つり輪は高さや角度を自由に変えられるため、自分のレベルに合わせて負荷を調節可能です。例えば、まだ懸垂ができない初心者はつり輪の高さを低くして足を地面につけながらトレーニングできますし、もっと難しい動きにも段階的に挑戦できます。

    3. 関節の安定性を鍛えられる

    つり輪は不安定な状態でトレーニングするため、関節周りのスタビライザー筋(安定筋)を鍛えることができます。これはケガ予防やパフォーマンス向上に非常に重要な要素です。

    以上の理由から、つり輪トレーニングは初心者が全身を効率よく鍛え、体の基礎を作るのにぴったりのトレーニング方法と言えます。

    つり輪の高さ調整を説明するトレーナー

    初心者におすすめ!つり輪トレーニングメニュー7選

    ここからは、初心者でも無理なく取り組める具体的なつり輪トレーニングメニューを7つ紹介します。順番にレベルアップしていける内容なので、焦らずに自分のペースで進めてみてください。

    1. リングサポートホールド(リングホールド)

    まず最初に挑戦してほしいのが「リングサポートホールド」です。これは、つり輪に体重を乗せて両足を浮かせるだけのシンプルな動きですが、実は初心者にとっては非常にチャレンジングです。

    初めて行うとつり輪が揺れて腕が震えるほど不安定ですが、これが関節の安定性を高めるスタビライザー筋を鍛えるトレーニングになります。腕や肩のインナーマッスルを鍛えることができ、つり輪トレーニングの土台作りに最適です。

    目標は15秒間しっかりと静止できること。これができれば、関節の安定性がある程度備わっている証拠です。無理せず、まずはこのサポートホールドをマスターしましょう。

    リングサポートホールドのフォーム

    2. フィートアシストリングディップス(膝サポート付きリングディップス)

    次におすすめなのが、リングディップスのバリエーションである「フィートアシストリングディップス」です。通常のリングディップスは腕力が必要ですが、膝をついて足でサポートしながら行うことで初心者でも取り組みやすくなります。

    つり輪の高さを膝の位置に設定し、両足を前に出して肘を90度曲げるまでゆっくりとディップスを行います。これを8回を目安に繰り返しましょう。

    このエクササイズは胸や肩、三頭筋を鍛えることができ、上半身の押す力を強化するのに効果的です。慣れてきたら徐々に足のサポートを減らしていき、最終的には自分の体重だけでリングディップスに挑戦してみてください。

    フィートアシストリングディップスの動作

    3. スキンザキャット

    3つ目は「スキンザキャット」です。少し高めのつり輪で両手でぶら下がり、膝を引きつけて体を回転させ、つり輪の下をくぐるような動きで体の柔軟性とコアの筋力を鍛えます。

    回転する動作が怖い方は、まず「ハイニーレイズ」(膝を引きつけてぶら下がり、膝を上げる動作)から始めてください。ハイニーレイズは8回を目標に行い、コアの力をしっかりつけてからスキンザキャットに挑戦しましょう。

    このトレーニングは肩関節の可動域を広げ、体幹の強化にもつながります。動きをコントロールしながら体が揺れないように注意してください。

    スキンザキャットの動作

    4. ネガティブタックフロントレバー

    4つ目は、上級者向けのフロントレバーの基礎となる「ネガティブタックフロントレバー」です。つり輪を握り、膝を胸に引きつけたタックポジションで体をゆっくりと下げていきます。このとき肘は伸ばしたまま、一定のペースでコントロールしながら動作を繰り返します。

    この動きは背中の広背筋や脊柱起立筋、そして三角筋後部などの筋肉に強い刺激を与え、フロントレバーができるようになるための重要なステップです。5回を目安に行い、徐々に筋力をつけていきましょう。

    ネガティブタックフロントレバーの動作

    5. リングカール(逆手での体の曲げ伸ばし)

    5つ目は「リングカール」です。つり輪を少し低めにセットし、逆手でつり輪を握りながら膝を曲げて腰を上げる動作で、上半身を引き上げます。これを8回繰り返します。

    このエクササイズは自重トレーニングの中でも珍しく、二頭筋(力こぶの筋肉)を集中的に鍛えることができます。腕を大きくしたい方にはぜひ挑戦してほしいメニューです。難しい場合は足の位置を高く設定して負荷を調整してください。

    リングカールのフォーム

    6. リングサポートピストルスクワット(片足スクワット)

    6つ目は下半身を鍛える「リングサポートピストルスクワット」です。つり輪をサポートに使いながら片足でスクワットを行います。腕の力も利用して体を支えながらゆっくりと動作を行うため、膝や股関節の安定性を高めつつ、足の筋力も強化できます。

    左右それぞれ5回ずつ行うのが目安です。リングがサポートとなるため、初心者でも安全に片足スクワットに挑戦しやすいのが特徴です。

    リングサポートピストルスクワットの動作

    7. リングハムストリングカール(ハムストリング集中トレーニング)

    最後の7つ目は「リングハムストリングカール」です。つり輪の高さを膝くらいに下げて床に寝転がり、腰の真上にセットしたつり輪に足を通して、足の裏でつり輪をキャッチします。その状態で腰を上げ、つり輪を外側に蹴り出しながら足を伸ばしたり戻したりする動作を8回繰り返します。

    この種目はハムストリング(太ももの裏側の筋肉)に強く効くトレーニングで、脚の後ろ側を集中して鍛えたい方に特におすすめです。腰をしっかり上げた状態をキープしながら動作をコントロールしてください。

    リングアームストリングカールのフォーム

    まとめ:初心者でも全身を鍛えられるつり輪トレーニング

    今回は初心者向けにつり輪を使った全身トレーニングメニューを7つご紹介しました。つり輪は扱いにくいイメージが先行しがちですが、実際は高さやサポートの調整が簡単で、初心者でも段階的にトレーニングを進められる優れたトレーニングツールです。

    関節の安定性を高めるスタビライザー筋やインナーマッスルを鍛えられるため、ケガの予防にもつながりますし、全身の筋力バランスを整えるのにも最適です。今回のメニューを基に、ぜひ自分のレベルに合ったトレーニングから始めてみてください。

    また、つり輪トレーニングは中級者や上級者にも多彩なバリエーションがあるため、成長に応じてチャレンジの幅を広げることができます。長く続けることで確実に体力と技術が向上するでしょう。

    トレーニングは焦らず、正しいフォームと体の動きを意識しながら継続することが何よりも大切です。皆さんのカリステニクスライフが充実したものになることを願っています。

    よくある質問(FAQ)

    Q1. つり輪トレーニングは初心者でも本当に安全ですか?

    A1. はい。つり輪は高さや角度を調整できるため、自分のレベルに合わせて負荷を調節できます。最初はサポートホールドなどの簡単な動きから始め、徐々にレベルアップすることで安全にトレーニング可能です。ただし無理は禁物で、体の揺れや痛みを感じたらすぐに中止してください。

    Q2. つり輪の設置場所はどこがいいですか?

    A2. つり輪は屋内外問わず設置可能ですが、安全を考慮して丈夫な梁や専用の設置フレームを利用するのが理想的です。公園の鉄棒やジムの設備を利用するのも良いでしょう。しっかり固定されているか確認してから使用してください。

    Q3. どのくらいの頻度でトレーニングすれば効果が出ますか?

    A3. 週に2〜3回のトレーニングを継続するのがおすすめです。筋肉の回復時間も考慮しながら、無理なく続けてください。フォームが崩れないように丁寧に動作することも効果を高めるポイントです。

    Q4. つり輪トレーニングに必要な道具は何ですか?

    A4. 基本的にはつり輪(リング)と高さを調整できる固定ポイントがあれば十分です。トレーニングマットを敷くと安全性が増します。特別なウェアは必要ありませんが、動きやすい服装が望ましいです。

    Q5. つり輪トレーニング以外におすすめの自重トレーニングはありますか?

    A5. はい。プッシュアップ、スクワット、プランクなどの基本的な自重トレーニングも効果的です。つり輪トレーニングと組み合わせることで、全身の筋力バランスをより良く整えられます。

    もし本記事の内容に興味を持たれたら、ぜひつり輪を使ったトレーニングを始めてみてください。質問やリクエストがあればコメントでお知らせいただけると嬉しいです。あなたのトレーニングが充実したものになりますように!